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医学部受験は時代遅れ?

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サンガモ・セラピューティクスというアメリカのゲノム創薬の企業がある。アメリカにはこの企業以外、数えきれないほどのゲノム創薬会社があり、世界中から資金を得て急速に技術開発を行っている。その結果、欧米では2030年までに病気の治療のほとんどは、これらの企業が開発した遺伝子治療技術で治癒するようになるかもしれない。小林 雅一氏のことばを借りれば「これまでの医学がもっぱら患部の手術や薬剤投与などに頼っていたのに対し、これからのゲノム編集医療では、体内で病気を引き起こす遺伝子変質を直接修正することにより、病気の原因を根本から絶つ治療法に切り替わります」という時代が到来する。2018年は、そういう時代の幕開けに過ぎないが、10年後には本格的な遺伝子治療の世の中になるだろう。

 

そのような時代に突入した場合、果たして現在のような概念の医師、薬剤が存在しているだろうか?かなり疑問である。

 

厳しい医学部受験を経てようやく医学部に入り、医師になった途端、医師余りの時代。になっているかもしれない。その時代に必要とされるのはデータサイエンティストのようなビッグデータ解析者かもしれないのである。あるいは人工知能の開発者かもしれない。従って学力が高い中高生はComputer Scienceの分野あるいはGene Therapyなどの先端科学分野に進むのが正しい選択だろう。

 

その場合、日本の大学より英米の大学のほうが優れていると思われる。日本一の東大ですら世界ランキングでは40位に過ぎない。京大は62位、阪大は118位、九大は132位だ。東大進学率トップの開成や灘などのトップ進学校のランキングも、「世界規模」で見ると、それに比例したものとならざるを得ないだろう。世界には数知れないほどの優秀な人材がおり、それらの人々は開成や灘などの日本のトップ校「以外の学校」の出身なのである。

 

余談だが、アメリカのVanderbilt Universityは、このランキングでは47位だ。日本からアメリカに応募する場合、何が何でもハーバード、という子供じみた考えは捨てててVanderbiltのような優れた「無名」大学に進学し、地道に目標を達成するのが「大人の戦略」だ。

Regular Decision Admissions, Vanderbilt Class of 2022

Regular Decision applications:  30,146

Admitted:  2,199

Admit Rate:  7.3%

Percent of students in the top ten percent of their graduating class:  95%*

SAT Middle 50% Evidence Based Reading and Writing: 730-780

SAT Middle 50% Math: 770-80

 

 

 

 


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