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”なにを学びたいかわからない”症候群

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「なにを学びたいかわからない」「リベラルアーツに魅力を感じる」などという言葉をよく聞きますが、それならコンピューターサイエンスを勉強しにアメリカのSan Jose State Universityに進学するべきです。この大学は決して全米で一流というわけではないものの「地元」であるシリコンバレーに多くの人材を供給していることで有名な大学です。合格率は今のところ64%もありますので「普通の成績」の高校生なら合格できます。もっともコンピューターサイエンス専攻の場合はGPAが3.50以上ないとダメです。

Forbesがあげる大手IT企業のCEOを排出しているアメリカの大学は
Princeton
Harvard
Stanford
UC-Berkeley
MIT
University of Michigan
Rice University
University of Texus-Austin
など。しかし、こういった大学はGPAが4.0がなければ入学は無理です。

「なにを学びたいかわからない」というのは、たぶん「欲がない」からだと思います。日本人は安定志向が高く「公務員」になりたがる傾向がありますが、こういった性質はダイナミズムを生む原動力にはなり得ない。金銭欲は悪とする倫理観が日本からダイナミズムを奪っています。金銭欲でなくても「世の中を変えたい」という欲望でもいい。多くの日本人は金銭欲、変革欲のどちらもない、ただただ「安定」を求める。聞いていて胸が悪くなるキャッチフレーズは「安心、安全」。

多くの人がアメリカのリベラルアーツカレッジに関して大きな誤解をしています。アメリカのリベラルアーツカレッジでは2年以内にメジャー(専攻)を決める必要があります。メジャーはコンピューターサイエンスであったり、Mathematicsであったり、物理であったり、ケミストリーであったり、歴史、哲学、経済学だったりするわけです。「歴史、哲学など文系科目だけを勉強するのがリベラルアーツ」だと思っているなら大きな勘違いです。



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