日本の高校生のアカデミック分野の英語力は、恐らく英語ネイティブの小学校2年生レベルよりも下だ。
Physical Scienceの定義をきちんと英語で言える高校生が一体どれだけいるだろうか?恐らく、中学や高校の英語の授業では、こういった重要な理系の単語の定義には触れずじまいだろう。日本の学校では「英語」とは文系科目という考えが定着していて英語がサイエンスを学ぶためのツールであるという考えが欠落している。
未だに多くの日本人は英語と言えば、シェークスピアやサマセットモーム、ヘミングエーの作品やハリーポッターなどの「文学作品」を読むための勉強だなどと思い込んでいるのではないか。あるいは時事英語を理解するためのツールだと思い込んでいるのではないか?
今は、そういう呑気なことを言っている時代ではない。英語はサイエンスを学ぶための必須の言語だ。文系分野に進む者に英語は必要ない。むしろ理系分野に進む者にこそ英語は必要なのである。しかし日本の学校には、そういう認識が全くない。それどころか国内のトップ大学にすらない。一番被害を被っているのが理系の先生方であり理系の学生だ。
間違った内容が満載の教科書で、文系分野の英語をダラダラ教える学校の授業などに時間を取られるべきではない。時間の無駄である。日本の中高で勉強する文法の内容は、本来なら中学2年までに学習できてしまう内容だ。それを日本ではダラダラ、ノンビリと高校3年までやり続ける。
将来理系に進む中高生は、直ちに英米で出版された「正しい内容が記述された」文法参考書や問題集を買い、それを使って独力で勉強するべきだ。そこからさらに一歩進んで、自分自身でサイエンスを英語で勉強することを実践するべきだ。
mantisのmy Pick