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東大入試の英語問題の出典

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2020年2月に実施された東大入試の英語問題の1問目の(A) の文章要約問題の出典はThe Global Age-Friendly Community Movementという2018年10月に出版されたSocial Science分野の本だ。編者はアメリカのIndiana University Bloomington Center on Aging and CommunityのCenter Directorである。高度な学術論文をサッと読んで内容を要約する能力が求められるが、果たして、そういうレベルの英語能力を「学校の授業」でつけることができるのだろうか?答えは「ノー」だろう。日本の学校の英語の授業でやっている英語レベルは英語ネイティブの10歳程度か、それよりも下の8歳のレベルだ。余りにも乖離が大きすぎる。東大に合格するような学力のある高校生は結局は自力で学術論文を読む英語能力を身に着けているということになる。高度な学術論文を英語で読めるのであれば、アメリカの大学応募に必須のSATやTOEFLなど余りに簡単すぎて拍子抜けするに違いない。東大志望の高校生は「滑り止め」に、是非とも世界ランキング100位以内のアメリカの大学に応募すべきだ。

 

 

 

 


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