アメリカの名門大学の教員一人当たりの学生数(Student Faculty Ratio)は6~9です。MITやCaltechは何と3です。
Carnegie Mellon 7
Amherst 7
Swarthmore 8
Notre Dame 9
Carleton 9
この値が18~25.5というとんでもない大学がUniversity of Californiaです。
UC San Diego 25.5
UC Santa Cruz 25.1
UC Irvien 22.7
UC Santa Barbara 21.4
UC Davis 21
US Berkeley 20
UCLA 18.8
今、仮に学生数が2000名の大学があるとします。その大学のStudent Faculty Ratioを6にするには教員が333名必要ですが18にするには111名だけの教員で済みます。これが何を意味するか?余程頭が悪い人でない限りピンと来るでしょう。
東大などの国立大学全体ではStudent Faculty Ratioは10.36ですが私立全体では22.8です。この数値は文科省が公表しているものですが、実際は大学別、学部別で見ると40とか50というような「異常」値の大学がある。日本の大学の「闇」は2つあるのです。
1)教員の大多数がPh.Dの学位を持っていない
2)教員一人当たりの学生数が異常に多い
折角アメリカの大学に行くのに、何もわざわざ教員一人当たりの学生数が18や25もあるUniversity of Californiaを選ぶことはない。
何も考えずにいると、こういう大学を選んでしまうのである。