文系人材は、どの大学を出ていようが、もはやエリートなどではない。本来はエリートでも何でもない普通のお兄ちゃん、おじちゃんをエリート扱いする日本社会は”狂っている”のである。
日本全国の高校は優秀な生徒が東大や京大、早稲田、慶應などの国内「トップレベル」大学の文系学部に進学してしまって人生を棒に振るようなことにならないよう正しい進路指導をする義務がある。親が何と言おうが「真実」を指し示し、理系の道を進むよう、身体を張って説得するべきである。
真実とは何か?
それは下記の2つの理由によって日本の大学は欧米的概念では到底大学とは呼べない代物であるということだ。
日本の大学の教員は博士号の学位(Ph.D)を保有していない者が50%以上を占める。
日本の大学の文系学部は大教室で教員が一人ダラダラと講義をすることに象徴される様に「教員一人当たりの学生数」がアメリカの大学と比べて突出して「多い」。