日本人は年間の学費が500万円もする小学校や中高一貫校に行かせるだろうか?
アメリカでは多数の家庭が、そういう学校に子供を入れているのである。
先の記事で紹介した StAlbanのTUITION (FOR 2021-2022 ACADEMIC YEAR)は
Day School for Forms C–VI (Grades 4–12): $50,676
Boarding School for Forms III–VI (grades 9–12): $71,441
という恐ろしいほどの額だ。
イギリスのある名門私立中高一貫校のDayの年間授業料は450万円だ。
一方、日本のある私立小学校は年間90万円で諸費用を入れた初年度の学費が僅か160万円に過ぎない。名門中高一貫校の学費は年間50万円という驚異的安さだ。
英米と比較したら「はしたがね」だ。そんな金額で質の高い教育が手に入ると思う方が頭がどうかしている。即ち、多くの日本人は50万円や90万円の授業料で良質な教育が手に入ると信じ込んでいるのだから「皆んな頭がどうかしている」のである。
英米だけでなくアジア、アフリカなど世界中の富裕層は、年間学費が90万円で良質な教育が手に入るなどという幼稚な考えは持っていない。