アメリカの名門大学と言われる大学の教員で博士の学位(Ph.D)を保有していない者は限りなくゼロに近い。
一方、日本の大学は修士の学位しかない者が教員として働いており、しかもあろう事か教授の肩書を持っていたりする。
この異常な、先進資本主義国として恥ずべきこと、が日本の大学の世界ランキングを低くしていることは明らかだが文科省、経団連は素知らぬ顔をしている。彼らは本気で大学改革をしようなどとは思っていないのである。
受験生、親は、そういった事実に目を塞ぎ、耳を塞いでいてはいけない。事実を直視しなければならない。
自分が応募する予定の大学の学部が、Ph.Dの学位を保有している教員の割合が80%を下回っているようなら応募しない覚悟を持つ必要がある。
日本に応募する大学がないようならアメリカの大学に応募するようにすべきである。
高校の成績が普通であれば、応募したらほぼ確実に合格できる「真っ当な大学」はたくさんある。
参考までにほんの数例だがUS News&World Reportの全米ランキングと合格率を書いておく。
合格率
51位Santa Clara University 51%
53位Worcester Polytechnic Institute 59%
75位Baylor University 68%
103位University of Arizona 85%
ちなみにUniversity of ArizonaはTimes Higher Educationの世界大学ランキングは150位だ。