Quantcast
Channel: 日英米同時受験
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3138

世界大学ランキングを指針にした大学選び

$
0
0

学力が高い者はTimes Higher Educationの世界大学ランキング200位以内の大学に行くべきである。

 

世界ランキング200位以内に入っている日本の大学は東大、京大の2校しかない。35位の東大、61位の京大だけだ。三番手の東北大は201位となっている。東北大は2011年には132位だった。四番手の阪大はなんと301位に過ぎない。日本の私立大学は惨憺たる状態だ。慶應は601~800位のゾーンだし早稲田は801~1000位のゾーンだ。

 

従って、日本の大学だけを対象にした大学選びをする時代は過去のものだ。即ち、高度な学力の小中高生は日本の大学を前提とした勉強などしている場合ではないのである。

 

もっともアメリカの大学の年間の学費は7万5千ドル程度になっているので高所得層の者にしか当てはまらない。それでも、それだけの学費を自己負担できる者は各学年に2万人くらいはいるはずだ。

 

それらの2万人の者はアメリカの大学進学を目指した勉強をする必要がある。最低でも中3になったらアメリカの高校生向けのBiology. Physics. Chemistry Pre Calculusのテキストで勉強を始めるのである。

 

 

いざ、これらのテキストを読み始めると思い知らされることがある。テキストの英文が読めない原因は文法力、語彙力が足りないからではない、サイエンスの基礎知識が不足しているからだ。サイエンスの基礎知識があれば文法力、語彙力が多少足りなくても内容が理解できるはずなのである。例えば下記のようなケースだ。文法も単語も難しいものは何一つないが基礎知識がないと理解できない。

 

Although John Dalton stated in his atomic theory of 1804 that all atoms of an element are identical, the discovery of the neutron began to show that this assumption was not correct. 

 

The study of radioactive materials  (elements that spontaneously give off particles to form new elements) 

by Frederick Soddy (1877-1956) gave important clues about the internal structure of atoms.  

 

His work showed that some substances with different radioactive properties and different atomic masses were in fact the same element.  

 

He coined the term isotope from the Greek roots isos (íσος “equal”) and topos (τóπος “place”). 

 

 

日本の一流大学の入試問題は、高校で習った学習内容と密接に関係する英文を出題すべきだが、現実には、それとは無関係な難解な英文を出題する、例えば、かって阪大はThe Atlanticという一般のアメリカ人が読まないような高レベルの政治雑誌から記事の一部を抜粋して出題したことがある。東大も似たようなことをしている。高校生レベルの化学、物理、生物の英語の教科書などの英文を出題すべきだが、そうしようとしない。英語は文系科目で、出題者が文系教員だから、そういう奇を衒うようようなことをするのだろう。馬鹿馬鹿しいにも程がある。

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3138

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>