日本の医学部定員は文科省が決めていて2022年度は9374人となっている。アメリカの2021年度Medical School入学者数は22,666人。
人口 医学部入学者数
日本. 123,944,174. 9374
アメリカ. 331,002,651. 22,666
人口100万人あたりの医学部入学者数は日本の方が多い。
日本 75.6人
アメリカ 68.5人
もし文科省がアメリカを念頭に置いているとするなら、今後、日本の医学部定員は8500人程度になるかもししれない。
医療従事者が多すぎるということはあり得ない。医療分野に経済的合理性を持ち込まない方が良いと思う。医療従事者になりたいという人がいれば、その願いを100%叶えられるような社会にすべきだ。医学研究者も同様だ。人を救いたいという願望を持つ人の願いを叶えられる教育制度、医療制度をを築き上げることが必要だと思う。
種々のデータを見る限り日本人がアメリカのMedical Schoolに入学できる可能性は非常に小さいし経済的にも不可能に近い。状況の厳しさに慄然とするばかりだ。視点を変えて考える必要があるのだ。
すなわち、人の命を救うためにはComputer Scienceの力や医療機器のためのEngineeringも必要だ。特に量子コンピューターが重要な役割を担うような気がする。
日本の優秀な中高生は日本のトップ大学の理系学部に入れない場合はアメリカの世界ランキング200位以内の大学に進み、理系をメジャーとして人の命を救うために貢献していただきたいと願うばかりです。
少し言い方を変えると、日本の大学のブランドを得るだけの応募先選びはやめるべきです。特に、東大、京大の理系学部に入れないので東大、京大の文系学部に「文転」するのはとんでもない間違いです。アメリカの世界ランキング200位以内のリサーチ系大学かLiberal Arts College上位校に入り理系をメジャーとするべきです。