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ハーバードの魅力を理解できない日本人

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Harvard大学はアメリカの私立大学で学費(Tuition and feesプラスRoom and board)は高額です。年間実に6万3千ドルもします。しかも年々値上げされます。

しかし、年間所得6万5千ドル未満(2016年5月13日現在1ドル約108円で計算すると702万円)の家庭の子弟が合格した場合、アメリカ人であるかどうかに関わらず(日本人留学生であっても)、授業料、寮費、食事代が無料となります。

それだけでなく年間所得が6万5千ドル~15万ドルの場合には所得額に応じた奨学金が支給され、自己負担は最大でも年収の10%に過ぎません。

そして何よりも、合否判定の際に奨学金(Financial Aid)を希望する者が不利にならないよう配慮しています(この方式をNeed Blindと称します)。

このように、奨学金の充実度一つをとってもHarvardは魅力的な大学だと言えましょう。

families with incomes below $65,000 are not asked to pay anything towards the cost of a Harvard education.

Families with incomes between $65,000 and $150,000 will contribute from 0-10% of their income

しかも、ハーバードは個別入試を実施などしないのです

日本国内の普通の高校生で、このハーバードの奨学金制度を魅力的であると感じる人はおおぜいいると思います。いや、高校生だけでなく父兄の皆さんの中にも魅力的だとお感じの方がおおぜいいらっしゃることでしょう。日本の「トップレベルの」大学が、これと同じ制度を導入したとしたら、そして、さらに「個別入試は実施しない」としたなら、きっと応募者が殺到するでしょう。

しかし、日本からハーバードに応募する高校生が、一体何人いるでしょうか?あるいは父兄の中に、一体何人の方が「うちの子供をハーバードに行かせたい」と願うでしょうか?

不思議なことにそう願う高校生も父兄も非常に少ない・・・・・のが現実ではないでしょうか?





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