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灘や開成は学費を10倍にすべき時期に来ている

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学費が英米の私立学校と比較して安い日本の私立初等中等教育は実は「安かろう悪かろう」のレベルじゃないか思います。灘、開成とて例外ではない・・・・。灘や開成が優れていることをイギリスのように「公的機関」に」証明してもらえればいいのでしょうが、残念ながら、そんな気の利いた「評価機関」は日本には存在しません。
 
オックスフォード、ケンブリッジ、スタンフォード、ハーバード、MITなどの世界トップレベルの大学に合格できる能力を身に着けさせる教育を提供するには学費をアメリカの名門高校Phillips Exeter Academyと同レベル、通学の場合は年3万7875ドル1ドル115円換算で435万円、にする必要があると、常識のある人間なら誰だって,思うはずなのに、どういう訳か日本では学費が安くてもよい教育を提供できると信じ込んでいる。
 
日本の高校から英米の世界トップレベルの大学に入るのは事実上不可能なのでPhillips Exeter Academyのようなアメリカの名門高校に入るしかない。ところが、中学受験難関校の灘の合格率は36.2%、開成中学は35%と「高い合格率」ですが、Phillips Exeter Academyの合格率は17.8%しかありません。ただでさえ難関のPhillips Exeter Academyに英語を話す能力、聞く能力が不十分な日本人がいたずらに応募しても到底合格はできない。
 

東洋経済オンラインからの引用

開成生は世界一の集団

私が卒業式で彼らに言うのは、「君たちは18歳の集団としては世界一の能力を持っている」ということ。私はハーバード大学で教鞭を取っていました。その経験から感じるのは、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学の新入生と開成生を比べたら、開成生の方が遙かに優秀である、ということです。もちろん、生徒個人の能力の高さもありますが、開成で過ごす6年間で彼らの「世界一の能力」が培われると感じています。

 

開成の校長は「開成の生徒が世界一優秀」だとお考えですが世界中から応募者が殺到する英米の大学の入学選考で実力を証明できなければ、ただの法螺話に堕してしまいます。そう公言したからには、開成は先頭を切ってオックスフォード、ケンブリッジ、スタンフォード、ハーバード、MITなどの英米トップレベルの大学を進学目標大学とするべきです。東大や京大を「所得の低い一般家庭の子弟向けの大学と位置付け」、一般の公立学校の生徒に道を譲ってしまうのが筋というものです。現実には開成から英米の世界トップレベルの大学に「入学」できているのは最大で3名(2013年)しかいませんから、実は「開成の生徒が世界一優秀」というのは事実ではないのでしょう。何とか事実であることを証明するよう頑張ってほしいと思います。学費を今の10倍にすればそれが可能になる。
 
「本当は世界一なんだけれど、いろいろ事情があって英米の世界トップレベルの大学には行こうとしないだけなんだ」という言い訳は日本人には受け入れられるとしても外国人、特に韓国、中国の人々には理解されないでしょう。理解されないどころか、それこそ言い訳がましいと取られてしまうでしょう。
 
年間400万円~500万円の学費にしても、本当に優れた教育を提供する学校だと評判が立てば、世界中の富裕層が競って応募するはずです。
 
 
Phillips Exeter Academy
2016年の応募者数 2,391 
同年の合格者数425
合格率17.8%
 
灘中学 2017年 
受験者数667名  合格者数242名 合格率 36.2%
 
開成中学 2016年  
受験者数1131名  合格者数396名 合格率 35%
 
 

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