日本語は今後衰退の一途をまっしぐらに辿ることは火を見るより明らかです。英語が世界語になる。かと言って1億2千万人の全員が英語ができる必要性は全くない。かっての遣隋使、遣唐使の時代のようにグローバル化を担う人材は一部でいいのであり、現代にも、そのことは当てはまる。一般の人間は英語など勉強する必要もなければ、いくらやったところで身につくはずもない。勘違いして膨大な時間を英語に費やすのは無駄なことだ。
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アメリカの大学にしても同じことで、グローバル社会のリーダー予備軍だけにとって必要なことであって、それは1学年120万人のうちの1%約1万人にとって必要なことだ。文部科学省や経団連が推進している日本の大学生などの短期交換留学制度も、全て無駄である。
悲しいことだが幾ら頭脳明晰でも年間700万円の学費が自己負担できなければ世界ランキング上位のアメリカの大学には入学すらできない、入学できるのは頭脳明晰で家庭が裕福な者だけであるということは現実である。
エリート予備軍が、文部科学省が進めている英語教育を当てにしてなどいたらアメリカの大学に入れるだけの英語力は永遠につきっこないし、国内にあるインターナショナルスクールあるいは街の中の英語塾だって同じ事だ。
東大や京大などの一流大学は数年後には授業を全て英語でやるようになる、特に理系はそうなる。そうなったとしても、しかし財政基盤が弱いために世界ランキングは上がらない。せいぜい今のランキング東大39位、京大91位が精いっぱいだろう。
かくして日本のエリート予備軍は小学校から日本語で教育を受けてはいけない。英語圏で教育を受けるべきなのだ。7~8歳から英語圏の学校に行くしかないのである。