科学オリンピックを目指す人数は年により若干の変動がありますが、数学は3,600名、物理は2,000名。化学は4,100名で、合計9,700名です。これら9.700名は謂わば将来日本のサイエンスを担う”エリート”と言っていいでしょう。
文系を含めても実社会で英語が必要なのは1学年あたりせいぜい1万人くらいだと思います。
これらの英語を必要とする人達の英語力さえ高いレベルにもっていけば日本は安泰なのであって、「その他おおぜい」の小中高生に英語を押し付けても何の効力もありません。
小3から日本の学校で英語の授業が始まりますが、無駄、無理を押し付けるだけです。
明治~1930年代のように英語教育は一部エリートだけに教育するように教育制度を変える必要がある。
いやいや、そうではない、これからは英語ができないと生きていけない・・・・・・・。もしそうであるなら自分で勝手に勉強すればいい。数限りない英語教材、アプリが出回っているから、それで勉強すれば簡単な「英会話」なら身につく。学校の先生のデタラメな発音という「暴力」に晒されることもなくなる。
現在の中学生の英語教科書を見ればわかりますが軽薄な会話文が満載されている。あんなものを何年も使っていたら英語嫌いが大量生産されるだけであり、それこそ上記で述べた「エリート」たちの英語力を「破壊」してしまう。
日本で英語力を身に着けようとするなら、最初にしなければならないことは「学校の英語の授業」に出ないようにすることだ。
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