東大はUS Newsの世界ランキングのEconomics&Business分野の世界Top100に入っていません。
京大、阪大、一橋、慶応、早稲田も然りです。
一方、アメリカのGeorgia State University はEconomics&Business分野の世界Top100大学にランクインしています。しかしUS Newsのリサーチ系大学のランキングではランク外であり、それほどレベルが高くない大学です。
また全米リサーチ系大学ランキング129位のArizona State UniversityもEconomics&Business分野の世界Top100大学にランクインしています。
Economics&Business分野で、残念ながら東大はじめ日本の「名門大学」はGeorgia State UniversityやArizona State University より評価が低いのです。
受験生の皆さんは「偏差値」というモノサシで大学の優劣を判断していますが、とんでもない間違いです。受験生は優秀かもしれませんが、受け皿である大学のアカデミックレベルは惨憺たるものであることを忘れてはならない。
先般発表された週間ダイヤモンドの大学評価で、東大は、企業からの評価が芳しくないと書かれていました。実は教育の質が劣っているからであると考えられます。企業の期待が大きい分、期待はずれのショックが大きいため、そういう結果になる。
しかし東大の教員の顔ぶれを見ると、蒼々たる学歴のかたがたばかり。それが何故、全体として評価が低いのか?
原因はおそらく「教員数が少ない」からであると思います。
東大経済学部の教員数は総勢わずか77名しかいない。かたやArizona State UniversityはW.P.Aarey Schoolという組織全体でなんと300名もの教員がいる。
そもそもPh.Dを保有しているかぎり、東大教員とArizona Stateの教員とで「大きな格差」があるとは思えません。人数が多ければ多いだけ論文引用数などのアカデミックデータが有利になる。
東大が、将来、経済学部の教員数を200名ほどにしたなら、きっと世界ランキングで上位に入ることができるでしょう。
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東大経済学部のアカデミックレベルはアメリカの129位の大学以下である
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