日本はいつになったら発展途上国型の大学入学選抜方式から抜け出すことができるのだろう?
先進資本主義国、少なくとも英米、は日本のような選抜制度は行っていない。日本と似た制度を採用しているのは中華人民共和国、インド。これら二カ国の競争はすさまじい。
インドの工科系大学の定員は2万8千名、応募者数106万5千名。
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/155599/1/eda58_19.pdf
中国では1400年続いた科挙制度が脈々と生きている。中国の大学入試の受験者総数は950万名。トップの清華大学の定員は250名。
日本、中国、インドの大学は世界大学ランキングでの順位は決して高くはない。Timesの世界ランキングは東大39位、清華大学35位、インド工科大学(IIT)は351位あたりだ。入試の難度と大学の質との相関関係は希薄ということだ。
日本の教育は戦後72年にわたって記憶力本位の教育を徹底して行ってきたが、それが時代の趨勢に合わなくなってきて破綻してしまった。日本のトップ大学の世界ランキングがどんどん下がってきている根本の原因は、そこにある。
最近になって論理的思考力が重要だ。だから、それを大学入試で試すことにしよう、などと称して大学入試を変えようとし、さらには小中高の教育を変えようとしているが、しかし、肝心の大学の入学選抜方式を、従来とおり「大学入試」にとどめているので、結局は何も変わらないに違いない。
日本は変われない。これ以上日本の教育に期待しても無駄なのだ。いつまでも中国、インド並みにとどまっていればいい。勝手にするがいい。
しかし、日本の未来を背負う人材をむざむざ、日本の大学に任せていたなら日本の未来が危ういという点は見過ごせない。何とかしなければならない。
早ければ7歳からイギリスの私立全寮制の小学校に入るのがベスト。そのタイミングを逃したなら中2、中3からアメリカの全寮制私立学校に入るのがいい。大学からアメリカでも止むをないが、本人の苦労が大きいのでできるだけ避けたほうがよく、早期留学が賢明。大学院から英米に留学、は最後の選択肢であって、最初に選ぶ道ではない。
高い能力があり、裕福な中国人、インド人はアメリカ、イギリスの学校、大学に「どんどん」進出している。日本も、そうなるべきだ。
高校からイギリス、その後オックスフォード(学部)、ケンブリッジ(博士課程)
https://ameblo.jp/cantab/entry-10115373381.html
高専からアメリカ4大、それからオックスフォード博士課程
http://hogsford.com/?page_id=49