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日本の富裕層の教育リタラシーは高くない

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大学の運命を予測するツールとしてTimes Higher Educationが2011年以降公開している世界大学ランキングがある。そのランキングでの日本の大学の地位は、年々低下の一途を辿っています。近い将来、世界トップ100位に入ることができる日本の大学はゼロになるのではないかと思います。

 

そうなる原因は、日本の大学の質がどんどん劣化している一方、欧米や中国の大学の質が高止まりか、向上しているので、相対的に日本の大学のランクが「急降下」しているからです。

 

裕福で能力があるのなら、もう、日本の大学に行くことは「考慮しない」ほうがいい。できる限り、早い段階で英米のトップ大学を目標にした生き方、勉強の仕方に変えるべきです。他の記事でも書きましたがバングラディシュの10歳児ですら、そういうことを感じ取っている。

 

日本の10歳児は、しかし、そういう認識には到達できない。その理由は「英語ができないから」です。バングラディシュの10歳児は英語が母国語レベルなので日本人の10歳児が到達しえない高い認識に到達しているのです。

 

私が奨めたいのは7~8歳でイギリスの私立全寮制の学校に入学する、という方法です。確かに日本語能力の獲得に重大な支障を与える結果になりますが、しかしながら人工知能の翻訳機能の爆発的な進歩によって、例え日本語が不完全になっても支障がないでしょう。

 

イギリスの私立全寮制の学校に入ると最低でも年間3万ポンド(1ポンド150円換算で450万円)かかります。いろいろな費用を含めれば年間600万円ほどかかるかもしれません。

 

日本では、全寮制の私立小学校に入る割合は限りなくゼロに近いのですが、イギリスの富裕層は、かなりの割合が全寮制の小学校に入学させます。

 

英米、中国、韓国などと比べて日本の富裕層の教育リタラシーは高くないと感じます。最大の原因は日本の富裕層の英語力が貧弱であるからであることは間違いないと思います。

 

「何でも平等主義」に汚染された日本の教育システムからは、突出した異才、が出現する可能性は、もうないでしょう。そうなれば日本は、もうおしまいです。


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