英語の語彙はアングロサクソン語系とラテン・ギリシャ語系(フランス語を含む)から成り立っている。日常生活はアングロ・サクソン系の語彙、法律や政治や科学はラテン・ギリシャ系の語彙が用いられる。
日本の初等、中等教育の英語の教科書はほぼ100%がアングロ・サクソン系の語彙なので、ラテン・ギリシャ系の語彙のレベルは英米の小学校1,2年レベルを下回る。その結果、大学生が専門課程を英語で勉強しようとした場合、ラテン・ギリシャ系の語彙が不足しているので手も足も出ない。
日本の教育を受けていると、この弊害から抜け出ることは不可能だ。そもそも文科省以下、学校教員も、上記の事実を知らないし、知ろうともしないからだ。解決法はただ一つ、英語圏の学校教育を受けることである。
イタリア、ギリシャ、フランス人のインテリ層は英語の成り立ちを熟知しているので、どちらかと言えば、英語を「蔑視」していることが伺える、逆に英米人はイタリア、ギリシャ、フランス人に対して「言語上」のコンプレックスを抱いているように見える。
日常的な「英会話」習得に狂ったように邁進する日本人の姿は英米人、イタリア、ギリシャ、フランス人の双方から「異様な光景」と見られていることは間違いなし。
英米の学校、大学を目指そうという場合はラテン・ギリシャ語系(フランス語を含む)の語彙を増やす努力をしなければならないというわけです。その為には英米の学校教科を英語で勉強することが必須になる。
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アングロサクソン系の語彙しか勉強しない弊害
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