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サイエンスを日本語で学ぶ時代は終わっている

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英語の一般的な単語の60%が実はギリシャ・ラテン語が語源です。科学・技術用語に分野を絞ったならば90%がギリシャ・ラテン語が語源です。一方、日本語の科学用語の多くは明治以降、主として英語、フランス語、ドイツ語を意訳し漢字で表現したものです。現代の日本人は初等中等教育では漢字の科学用語を覚えることを強制されます。ところが先端を行く日本の大学、大学院では英語で科学用語を覚えなければならなくなっています。初等・中等教育での努力が”無駄”になってしまうのです。そんな非効率的なことをしていたのでは目まぐるしく進歩する科学・技術分野で諸外国との競争に敗けてしまいます。科学用語は小中学校の段階から英語で覚えるべきです。果たして英語のサイエンス用語を使い、学科を教える能力が日本の学校の先生に備わっているでしょうか?答えはノーでしょう。そして、このまま時間が過ぎれば日本のサイエンス力は「相対的に」どんどん低下します。サイエンス力で日本の地位が低下したなら日本の未来は暗澹としたものとなるのは確実です、最悪は共産党独裁国家中国の下請け工場と化すでしょう。日本国内にも授業を英語で実施する学校が現れ始めていることは心強いことですが、質の面で疑問が残ります。小中学校から英米の学校に留学する人数は現在は毎年数十名規模に過ぎませんが、それを千名程度にまで広げることは日本の未来にとって必要不可欠です。


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