文系、理系を問わず優秀な高校生は日本の私立大学に進学してはいけない。例外があるとすればそれは慶応医学部だけだ。
理系が進学してよい国内の大学は旧帝大と慶応医学部だけ。
Natureによればphysical sciences分野で東大は世界大6位です。(materials-scienceの分野では東大は世界17位で京大37位、東工大65位、阪大88位、東北99位、九大111位、名大120位、北大141位)。さらに東大はbiomedical sciencesの分野では世界25位で京大は41位、阪大、九大、北大、名大、東北、慶応が200位以内に入っている。こうしてみると日本の旧帝大は理系分野では世界有数の大学であると言ってよい。慶応もおそらく医学部だけは世界でも有数。理系分野であっても世界トップ200位に入っている私立大学は、慶応を除くと、存在しないのである。
文系が進学してよい国内の大学は東大だけ。例えば市村 英彦教授は優秀な研究者だ。
社会科学の「経済学」分野では東大は非常に健闘しており世界有数の研究所、大学の中で137位である。東大以外ではNational Graduate Institute for Policy Studies (GRIPS)が286位に入っているだけで、その他は見当たらない。
日本には経済学分野で世界を牽引するようなレベルの研究者が極く少数しかいないのであり、その原因は、やはり国内の大学、大学院のレベルが低いからだ。優秀な文系の高校生で経済学に進む意欲のある者は、このランキング上位の以下のような大学を目指すべきである。
Department of Economics, Harvard University
London School of Economics (LSE)
なおイギリスのDepartment of Economics, University College London (UCL)が34位と健闘している。137位の東大よりランキングは上だ。この大学のFoundation Courseには文系コースがあり、日本からも入れる。但し「入試」があるので、その入試に合格できるだけの英語力がないと入れない。
UCL Undergraduate Preparatory Certificate for the Humanities (UPCH) is for entry into Arts, Business and Mathematics-related degrees, Humanities or Social Sciences, including Economics and Law.