下の表を見れば世界ランキングが500位に入っていない日本の大学に進学してもグローバル競争の場で活躍できる人材にはなれそうもないと分かる。「いや、いや、そんなことはない。世界ランキングが800位の大学卒で十分だ」と考える人がいるかもしれないが採用する側の企業が、もう、既に、そうは思っていない。
コロナに直面して右往左往するばかりかサイバー攻撃の前で呆然とするだけの日本の公官庁と企業。その無能ぶりは目を覆うばかりだ。
それでも官公庁はボンヤリとしているだけだが、さすがに企業は大いに反省し風向きが一気に変わった。多くの企業は「人材の獲得競争でぼんやりしていたら存続できない。世界ランキング低位の学歴の日本人で満足していてはダメだ」と外国人の高度IT技能者の大量採用に走り始めた。
ところが、この期に及んでもまだ世界ランキングが500位にすら入っていないような国内の大学でも卒業すれば企業が雇ってくれるとの「幻想」を抱いたままの高校生が多い。その証拠に予備校、受験塾は相も変わらず盛況だ。
(参考資料:経産省作成)「2030年までにIT人材は40~80 万人の規模で不足が生じる懸念がある」「世界的な規模でみても、我が国のIT人材はレ ベルアップが必要な状況にあるといえる」
アメリカの大学を目指す場合100位以内が無理と感じるなら200位以内に広げればいい。200位以内は59大学もある。私は下記10校が無難な選択だと思う。世界ランキングの対象になっているリサーチ大学5校と世界ランキングの対象外であるLiberal Arts College5校だ。理系メジャーを決めているのであれば赤字の3大学は必ず入れること。
1~100位 101~200位 201~300位 301~400位 401~500位
日本 2 0 1 4 3
アメリカ 37 22 22 18 19
中国 6 1 2 6 7
イギリス 11 18 8 11 12
カナダ 5 3 6 2 2
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