小学生以下は、自我が確立していないので、何でも受け入れる、従って発音記号も受け入れると考えていましたが、知的レベルが低いと無理なようです。
小学生以下は、phonicsが妥当なのでしょう。欧米、オーストラリアではphonicsを使ってReadingの授業をやっているようです。
理屈、理論と実践という両輪で英語を習得することが可能なのは、やはり中学生以上の年齢にしかできないと感じます。
残念ながら、アメリカ、カナダ、イギリス人は、International Phonetic Alphabetの存在や有効性を認識していないので、それを使って英語を教えようとしません。
日本人がこれを使って教えようとすると、何か、やはり無理がある。
私の場合、子音はほぼ完全であるものの、母音がどうしてもダメ。
どうして、そうなったかと言えば、アメリカ英語を学習するつもりであったものの、使用する発音記号をどれにするか「決めなかった」からです。アメリカ英語は、3種類くらいある。しかも和英辞書で覚えようとした。和英辞書にはイギリス英語、アメリカ英語の両方の発音が載っている。そのせいで、頭の中にすっきりと納まっていない。
イギリス英語はBBC、ブリティッシュカウンシル、などが一種類の発音記号にしているので、混乱はないのですが、そのあたりの事情を、あまり深く考えていなかった。今にして思えばイギリス英語にしときゃよかった・・・・・。
しかし、ロンドンにいると、何だかしらないが、ズンズン気持ちが沈んでくるのです。一方アメリカだと晴れ晴れとした気持ちになる。
たぶん、音素、ではなく、文章全体のアクセントが影響していると思います。
つい先日も日本人の大学生、大学院生が英語で外国人と話している場面に遭遇したのですが、外国人が英米、カナダ人ではなく、アジア人、非英語圏の欧州人、ばかり。そのせいか、お互いのアクセントが英語の発音とアクセントになっていない。日本人は完全な日本語の発音と日本語のアクセントで、本人は流暢に話している気になっている。また、それでも通じている様子。もっとも話の内容というかコンテックスが分りきった簡単な内容なので、場が保たれている、に過ぎないのでは・・・。
会話のリズム、音声の質、に無頓着な人間が話す言葉は、聞いていてうんざりする、。格好が悪い、みっともない。
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向き不向きがある
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