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アメリカの名門大学は学費を自己負担できない人を門前払いする

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東大、京大などのトップ大学の理系学部に合格できなかった人で浪人する人は多いだろう。だが、来年、また同じ大学を受験するのは止めたほうがいい。特に高校で成績が上位10%以内だった人は止めたほうがいい。日本の大学など受験せずアメリカのトップ大学に志望先を変えるのが賢明だ。そもそも、アメリカの大学は日本のような「個別入試」などやらない。HarvardであろうがMITであろうが入試などやらない。例外なく全て「書類選考」だ。書類選考だから高校の成績(表)が重視される。先生のRecommendationも重視される。さらには出身校の「優秀性」が重視される。「どういう大学に進学しているかというデータ」が重視される。その次に重視されるのがSATという標準試験のスコアだ。なおTOEFL iBT100のスコアは必須だ。

 

アメリカの大学の2022年秋入学の応募締め切りは2021年11月と2022年1月だ。2回ある。明日から、それに向けて準備を開始するべきである。何を準備するのか?だが、TOEFL iBTで100を達成する事とSATという標準試験で好スコアを取ることの2点だ。細々したことは他にもあるが、この2つが最低限のことだ。

 

だが残念ながら誰もができる方法ではない。アメリカの大学は学費が高い。公立でも授業料は年間300万円ほどかかる。その他に寮費として年間100万円ほどがかかる。公立でもそういう具合だから私立だともっとかかり、年間700万円必要になる。その他に航空運賃が必要になる。それだけの費用を全額自己負担できる人だけが実現できる方法だ。

 

奇妙に聞こえるかもしれないが、それだけのお金が捻出できない人が合格できる可能性が少しでもあるトップレベルの大学は全米で5大学しかない。トップレベルのHarvard,Yale,Princeton,MITとLiberal Arts CollegeのAmherst Collegeだ。だが、この5大学は応募者数が異常なほど多いので合格できる可能性は限りなく低い。日本人が仮に2千名Harvardに応募したとすると合格できるのは最大でも10名だ。

 

学費を全額自己負担できなければアメリカの大学のNeed-BasedのFinancial Aidを申請せざるを得ない。ところがアメリカの大学にNeed-basedのFinancial Aidを申請して応募したならば、私立、公立を問わず、その時点で合格の可能性はゼロになってしまう。何故なら、留学生に対してはNeed-awareだからだ。Financial Aidの原資は限られているので通常、留学生には余程のことがない限りFinancial Aidを出さない。例外的な大学がHarvard,Yale,Princeton,MITとLiberal Arts CollegeのAmherst Collegeだ。この5大学は留学生にもNeed-Blindの方針なので日本人高校生がNeed-basedのFinancial Aidを申請しても決して不利にならない。

 

以上を簡潔にまとめると、アメリカの大学は5大学を除き私立、公立を問わず日本人がNeed-BasedのFinancial Aidを申請して応募したなら「門前払いされる」、ということだ。但し例外がある。それがHarvard,Yale,Princeton,MITとLiberal Arts CollegeのAmherst Collegeの5大学である。

 

アメリカのトップ大学にFinancial Aidを申請せずに応募すれば「門前払いされる」ことはない。例えばStanford、Columbia,U of Penn,Brown,Cornell,DatmouthなどはNeed-AwareなのでFinancial Adを申請して応募したなら「門前払い」されるが申請せずに応募すれば「門前払い」されることはない。

 

高校の成績が学年上位10%以内の人なら、Harvard,Yale,Princeton,MITとLiberal Arts CollegeのAmherst College以外の世界ランキング200位以内の大学にNeed-Basedのinancial Aidを申請せずに応募すれば合格できる可能性は極めて高い。それどころか100位以内の大学にだって合格できる可能性がある。狙い目は、今まで中国人を大量に入学させていたトップ大学だ。

 

バイデン政権に変わってもアメリカの中国敵視政策は変わりそうもない。中国人にはアメリカ政府がビザを発給しないだろうからアメリカの大学は、こぞって中国人留学生を排除せざるを得ないだろう。その穴埋めとして「裕福で頭のいい日本人」を必要とするようになってくる。そこに「つけこむ」したたかさを持てばよい。例えばNeed-AwareのCarnebie Mellonには毎年、毎年150名前後の中国人が入学していたが突然2020年の秋には6名しか入学しなくなった。2021年入学は、おそらくゼロだ。

 

 


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