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8歳からイギリスに留学すると大学卒業までに1億円

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8歳からイギリスの全寮制小学校に留学し、大学はアメリカに行くと総費用は幾らかかるだろうか?約1億円必要だ。為替相場が変動するので「おおよそ」の数字とご理解いただきたい。

 

イギリスの私立全寮制小学校は学費が1年間370万円ほどかかる。さらに、少なくとも1年に3回は日本とロンドンを行ったり来たりしなければならない。イギリスの学校は各学期中に1回、年間に計3回の長期(10日~14日)の休みがある。もし、この期間中に毎回帰国するとなると年6回往復する必要がある。航空運賃が1人1往復20万円として計算すれば親子2名で240万円がかかる。1年に最低限必要な費用は学費プラス航空運賃合計で610万円。加えて規定では「ガーディアン」を決めなければならないので、ガーディアン・フィーが別途発生するが、複雑な話になるので、ここでは計算に含めない。8歳から17歳までの10年間で6千100万円となるが13歳からの学費は年間で240万円ほど高くなるので1200万円が加算され7300万円となる。その後、大学はアメリカの大学に進学すると4年間で2600万円ほど必要となる。以上で総額9900万円。学費は年々上昇すると考えるべきなので約1億円は必要になる。日本人がグローバルで活躍できる人材になるためには1億円の教育費が必要になるということだ。

 

 

日本では「日本の学校、大学で教育を受けて大学生の間に1年留学すれば立派なグローバル人材になる」などと妄言が蔓延っているが現実はそんなに甘くはないはずだ。だが、しかし日本の大学ばかりか企業までも、そうだと信じている。救いようがない。8歳から大学までの学費に1億円を負担できる家庭は日本には何十万も存在するはずだ。しかし、イギリスの小学校に在籍している日本人はわずか40名程度しかいない。もっともこれだけの費用を教育にかけるのが「就職するため」というのは違和感がある。家業を継ぐかあるいは自分で起業するというような人にしか向いていないだろう。

 

 


 


 

 

 


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