アメリカの大学の優劣を考える場合は「教員一人当たりの学生数」が大学評価の一番確実な指標だろう。
日本も同様だが、日本は特殊事情があって一概に、そうは言えない。特殊事情とは何か?それは肝心要の教員が40%しかPh.Dの学位を持っていないことだ。欧米のトップレベルの大学はほぼ100%Ph.Dの学位を持っている。少なくとも90%を割るようなことはないだろう。余りに当たり前のことなので、わざわざ「うちの教員のPh.D保有率は~%ですよ」なんてどの大学のHPにも書いてない。
アメリカの大学で問題があるとすればリサーチ系大学のTeaching Assistantの存在だ。教授は研究に没頭していてUndergraduateの学生はTeaching Assistantが面倒を見る、Lecturerが面倒を見るという場合が多いようだ。
そういった心配がないのが名門ibral Arts Collegeだと言われている。
従って、応募先はトップレベルのLiberal Arts Collegeにするのが賢明なのである。
そもそもLiberal Arts Collegeは卒業後名門大学院(主としてMedical School、Law School、理工系分野)に進むための「予備校」的な存在なので東大、京大の理系志望者は「滑り止め」として下記1~10のLiberal Arts Collegeのうち5校程度に応募するのが最善の方策だ。特にWilliams Collegeは東大、京大を蹴ってでも入るに値する大学だと思う。
(教員一人当たりの学生数)
1.Amherst 7名
2.Williams 6名
3.Pomona 8名
4.Wellesley(女子大)
5.Swarthmore 8名
6.Claremont McKenna 8名
7.Carleton 9名
8.Middlebury 8名
9.Haverford
10.Bowdoin 9名
Smith College(女子大)
Wesleyan
Colgate
Barnard
Mount Holyoke
Hamilton
Davidson
Vassar
Bates
Bryn Mawr
Scripps
Grinnel
など