日本から一番おおぜいが進学しているのはおそらくUniversity of CaliforniaのUCLAやUC=Berkeleyだろう。
既に触れたがこの大学の「教員一人当たりの学生数」はUCLAが18名、UC-Berkeleyは20名で、決してよくない。アメリカの名門私立大学は10名以下だ。
慶応の理系学部の教員一人当たりの学生数は文系と比べモノにならないほど良い。15~20名位だ。教員もほとんどが東大などの国内一流大学のPh.Dの学位を持っている。何もわざわざアメリカの大学に行かなくとも慶応の理工系学部で十分だ。
アメリカの大学に行くなら教員一人当たりの学生数が10名以下の「私立大学」に限定したほうがいい。
アメリカのトップレベルのPrep Schoolは富裕層向けの学校だが、進学先は私立名門が主だ。わざわざ「一般庶民向けの」UCLAやUC-Berkeleyを選んだりしない。ゼロではないが少数だ。
どうしても州立に行くなら
Penn State University Park
University of Michigan Ann Arbor
University of North Carolina at Chapel Hill
がいいだろう。
蛇足だが文系は日本の大学もアメリカの大学もお金の無駄だ。
日本の大学の文系学部は「使い捨て労働者」の量産工場に過ぎない。アメリカの大学は入学時点では文系、理系の区別がないが、理系メジャーを取らなければ文系メジャーとせざるを得ない。文系メジャーにしたなら使い捨て労働者になるしか道はない。