数日前に「大学学部学生の実に73%、人数にすると約190万人、1学年当たり47万人が文系というのが日本の大学の実態だ。これらの47万人の大部分は2025年以降、失業する可能性が高い。此の期に及んで文系学部に進学するという人は余程、信念が強いかバカ、のどちらかだ」と書いたが、中学生や高校生はピンと来ないかもしれない。仮に、ピンと来たとしても理系分野の能力が劣ることを自覚してしまっている中高生にしてみれば「そんな事言われても、どうしようもないじゃないか」と居直るしかないかもしれない。だが、それではダメなのだ。文系学部になど進んだら最後、そこで人生は終わる。だから必死で数学や物理を勉強するしかない。できる限りの力を振り絞って何とか大学は理系学部に入るべきなのだ。
煮ても焼いてむ、どうにもならない人ならいざ知らず、文系でも東大、京大レベルを目指すような人なら数学、物理は何とかなるはずだ。東大、京大の文系学部を卒業したところで2025年を境に、そんな学歴など無価値になるのだから、キッパリと「理転」するべきだ。理転した場合に入れそうな大学が日本にになら、アメリカの大学を目指せばいい。繰り返し言うが、アメリカの大学は入試がない上に、ほとんどの大学は理系、文系の区別などない。専攻を何にするかは「入学後2年以内」に決めるようになっている。
いちばん、無難な進路はComputer ScienceあるいはComputer Engineeringだろうから、兎にも角にもアメリカの、その分野に良い教員がいそうなアメリカの大学を見つけて、そこに入るようにするのがいい。