今年4月に日本の高校の1年生になったばかりの生徒は2022年5月現在時点で、ローマ帝国の歴史を全く知らないのではないか？
日本全体が貧困化しており、同時に日本の学校教育が著しく劣化している。教科書は劣悪、教師も劣悪である。今や「洗脳」どころか「テロ」のレベルに達している。英語だけでなく、算数・数学、理科、社会などありとあらゆる分野で教育テロが横行している。これは偶然ではない。意図的に仕組まれたものだ。教育テロの特徴は「思考力を奪い取る」点である。興味を持たせない、疑問を抱かせない、その一方で大量の知識を詰め込む。例えば歴史では、無味乾燥な年表知識を覚えさせ、試験で、どれだけ記憶したかを測定し、その結果を成績とする。これがテロでなくて何だというのか。
親も子も、それに気づいていない。
ここ20年〜30年の間、日本人が劣悪な教育を受けた結果、日本にはまともなジャーナリズムが存在していないし、まともな政治家、官僚、法律家、教師が存在していないのだ。この悪魔のサイクルが続けば今の小中高生は２２歳になった頃には知的レベルがかっての欧米帝国主義列強の植民地人並み、奴隷並みになる。既に日本人の英語力の面で、そうなってしまっている。日本人の英語は植民地人の英語だ。インド、ナジエリアなどなどの旧植民地英語になっている。
もはや一刻の猶予もない。日本の学校教育から脱出する必要がある。
繰り返すが、タイミングは８歳からのイギリス私立全寮制小学校への入学、中３からのアメリカ私立全寮制高校への入学、そして最後が大学1年からのアメリカの大学への進学である。だが、大学からでは「手遅れ」だと思う。