Times Higher Educationの世界大学ランキングによれば、世界トップレベルの日本の大学は東大、京大、東北大の3大学しかないのであり、全ての私立大学はアジア、アフリカ、南米の発展途上国の大学よりランクが下であるという厳しい現実がある。東大を目指す高校生は、この現実を直視する必要がある。そして、決して、下の表の「時代錯誤の間違った選択」をしてはいけない。Times Higher Educationの世界大学ランキングはアカデミックの要素を重視した一つの実験的なランキングでしかないので、絶対的なものではない。しかし、無視できるほど「いい加減なもの」とも言えない。
東大志望者の滑り止め大学 | 英語標準試験の受験 | |
現実を直視した正しい 選択 | アメリカの世界大学ランキング100位以内の大学またはLiberal Arts CollegeのUS News ランキング35位以上 の大学 | TOEFL |
時代錯誤の間違った 選択 | 日本国内の私立大学 | アメリカの大学が認定していない英語資格試験(英検、TOEICなど) |
なお、「滑り止め」である以上、合格率が一桁台のHarvard,Yale,Princetonを含むアイビーリーグやStanfordに応募するのは「間違った選択」である。
東大志望者の滑り止めのアメリカの大学 | |
正しい選択 | ①合格率が10%以上ある大学 ②4年で卒業する者の割合が高い大学 ③教員一人当たりの学生数が18名以下の大学 |
間違った選択 | ①合格率が一桁台のHarvard,Yale,Princetonなど ②4年で卒業する者の割合が低い大学 (Georgia Institute of Techなど) ③教員一人当たりの学生数が18名以上の大学 (UCLAなど) |
なお日米同時受験をすると決めた以上は小学生の時期から勉強の仕方を変える必要がある。
勉強の仕方 | |
現実を直視した正しい 選択 | 日本の中高一貫校、大学の受験対策に特化した 勉強は一切しない |
時代錯誤の間違った選択 | 日本の中高一貫校、大学の受験対策に特化した 勉強を一生懸命にする |