日本の大学は東大、京大、東北大を除き、世界の二流大学以下か底辺大学に落ちぶれてしまっている。従って、東大を志望する高校生は日米同時受験をしなければならない。
政府によれば、これからの時代は、「どの大学生」も「回帰分析、多変量解析、時系列解析、空間統計学、最適化理論」を駆使できる能力が必須になるそうである。加えて、日本の産業界が求めているのは高度IT技能者だ。文系人材など必要としていない。
下のグラフは「電気通信工学系の学部学生数」の推移だ。1998年にピークを迎えたが2003年から漸減し始めた。その後、坂を転げ落ちるように減少し今日に至っている。日本は20年の長きに渡り、大学が「電気通信工学系」の教育を等閑にしてきた。このことが日本を直撃している。
日本の大学は政府主導で情報系学部を粗製濫造しているが、世界大学ランキングが800位や1000位、1200位以下の大学が、そうしたところで、グローバル競争に耐え得る人材を輩出することは不可能だろう。日本政府、99%の日本の大学がやることなすこと、全て泥縄なのである。
東大を志望する高校生は世界トップレベルの大学でComputer ScienceやData Scienceを専攻する必要がある。東大に入れなければアメリカの世界ランキング上位の大学に入るべきだ。