高校まで日本、それからアメリカの大学に進学するというのが実現可能な最善の方法だと思いますが、もし裕福なのであれば小学生からイギリスの全寮制の学校に入り高校まで過ごす、その後、イギリスまたはアメリカ、カナダの大学に進むというのが最善だと思います。やはり英語力の観点からは、そのほうが楽ではないでしょうか?その場合、外国語で果たして学力が確保でき、さらには抜きんでることが可能なのか?という疑問が残りますが、いくつかの例を見ていますと、そういう心配は杞憂のような気がします。いや、杞憂でしょう。もっとも一部特殊な場合は英語の音声を聞き取れない、発声できない、ということがあり得ますから注意するべきだと思います。英語との親和性の事前確認は必要です。
アメリカという選択肢もありますが、小学生、中学生の段階ではアメリカという環境は余りに厳しすぎると思います。
イギリスの全寮制の学校は最低でも年間500万円は費用がかかりますが、周囲を見渡すと、中学進学塾に年間100万円以上も使っているケースがありますから、イギリスの学費は安いものだと思います。中学受験で入る学校と言えば、大学受験しか念頭にない詰まらない学校で、イギリスの全寮制のような充実した教育、環境は望むべくもないのが実態です。なんで眼の色を変えてまで、そういう詰まらない学校に子供を入れたがるのか不思議でなりません。受験産業の宣伝で洗脳されちゃってるんでしょうね。
5~6月の季節の良い時に一度イギリスの全寮制の学校を訪問すれば眼が開くと思いますよ。ああ、なんで中学進学塾なんか行こうとしてたんだろう?って。一般レベルの所得の場合は日本の学校、大学しか選択肢がないですからしょうがありませんが、お金が潤沢におありなら、受験産業の宣伝に洗脳されたご自分の頭の中をリフレッシュされてはいかがでしょうか?中学受験なんか止めても大学には行けるんです。しかも世界ランキングが100位以内、200位以内の大学にだっていけるんです。
名門中高一貫校と謂えども、学力、能力は二極化するのが現実で、そういう学校に入ったら全員が東大にいくことができるのか、と言えば、決してそうではない。それこそ世界ランキングが500位、600位、それどころか世界ランキングなどお呼びじゃないような大学に入っているようなケースが「多い」。医学部、トップランクの大学進学ができるのは50%程度しかいない。大学受験が最終目的だったら、そんなんじゃ、中高6年間で何も得るものがなかった、ということになります。もっと他のこと、例えば身体を鍛る、人の為になるような技術を身につける、人の心を明るくできるような人間を目指す、などなどに心を砕けば人間として成長できるはずなのに。
ご近所には裕福なご家庭が何軒かあり、揃って中学受験に向けて家中で取り組んでいますが、可哀想だなあ、と眺めています。両親が、国内のことしか知らない、ために、そうならざるを得ないわけですが、子供は気の毒です。
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大学から留学では遅すぎる
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