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富裕層は中学受験をしないのが賢明な選択

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ある関西のトップレベルの高校の直近の進学状況を見ますと、現役で東大+京大+医学部(国公立、私立)合格者は49%、その他国公立8%、浪人が33%、驚くことに10%が私立大学(医学部以外)に進学しています。現役の医学部進学者は20%に過ぎません。


日本の私立大学はTimes Higher Eduacatonの世界ランキングでは500~800位あたりで低迷している「その他おおぜい」に分類されてしまう大学です。国公立大学であってもランキング100位以内は東大と京大の2大学のみです。

結果的にはこの学校の生徒の50~80%の者にとって、わざわざ小学校のころから塾通いをし、無理な勉強をしてまで入学する学校ではなかったということでしょう。そもそも医学部に行くつもりが最初からないのであれば、何も日本の名門中学目指して中学受験準備などする必要などないではありませんか。それにもかかわらず首都圏、関西圏だけでも毎年8万人以上が中学受験をしているありさまです。すっかり受検産業に洗脳されてしまっているようです。

年間500~600万円の学費を9年間(小学校4~高校3年)払い続ける資力がある家庭の場合には、心身のバランスの良い成長が期待できるイギリスの私立全寮制の学校に小学生から留学するのが最善だと感じます。


イギリスの学校で学力が伸びればWinchester College,
Eton College,Sevenoaks,Kings School Canterbury,Harrow,Radley College,Rugby Schoolなどの名門Senior Schoolに進学ができます。そこからさらに世界トップ大学のOxford,Cambridge,Imperial College,University College LondonあるいはアメリカのHarvard,Yale,Princeton,Stanfordなどに進学できる可能性が大きく広がります。いずれも学費は年間600万円以上かかりますから一般の家庭には無理です。富裕層のみが実現できることです。

一見500~600万円は高いと感じると思いますが、日本の学校で必要となる授業料、塾代、学習参考書、各種習い事の費用、食事代(家庭の)などなどを計算すると年間250万円ほどかかっているんじゃないでしょうか。教育の質(環境、設備、教員の質)を考慮にいれるとイギリスは割安だと思います。



幼少期から英語を身につけさせる教育を希望しているのであれば、子供向け英語スクールに通わせたり、日本語を母国語とする親が自ら子どもに英語を教えたりというような中途半端はやめたほうがいいと思います。時間とお金の無駄です。いきなりイギリスの学校に「放り込む」べきでしょう。低学年であればあるほど順応する可能性が高いはずです。もちろんケースバイケースですから、イギリスの学校、英語になじまないという結果に終わる事だってあると思います。

時代は確実に「英語一強の時代」にむかって転がるように向かっています。10年後、20年後にはサイエンス分野は言うに及ばず、世界の主要マーケットは確実に英語100%の時代になっていることと思います。残念ながら国内の学校教育は、時代の要請に応えていません。


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