小学校から留学することに対して「とんでもないことだ」と考える方が大多数だと思いますが、日本の教育の現状に鑑みるに、日本で教育を受け続けるほうがリスクが高いのではないかと最近つくづく思います。
特に中学受験のあり様を見聞きすると、それは確信となります。
貧乏なら中学受験などしなくて済むのに裕福であるばかりに、中学受験に追いやられる不幸な子供がなんと多いことか。心身の健全な成長などお構いなしに「知育」偏重に突っ走る。それで東大、京大に入れれば良しとするのでしょうが、それ以外の大学だと世界ランキングのTop100に入ることができない有様です。
しかも、それを推進しているのが「塾」であって、公的教育機関ではない。
インド、中国、韓国などの謂わば発展途上国ならいざ知らず、世界の先進資本主義国で、特に欧米先進国で公的教育機関でないものが、全面的に上級学校への進学指導を推進している「異常」な国はあるでしょうか?
英米の富裕層はもっと賢く振舞っているんじゃないでしょうか?
環境、設備が万全な学校に入れる
入試はない
さらに教師は最上の質の教師を取りそろえる
教員一人当たりの生徒数を少なくする
その上で心身のバランスを考慮したカリキュラムを組む
ハンディーキャップがあるようなら、それにもちゃんと対応する。
しかるべき能力がある生徒はしかるべき高校、大学に進学させる
日本の中学受験塾が公的機関の査察を受け、その内容が公表されたという話は聞いたことがありませんが、イギリスを例にとると学校は公的機関の査察を3年に一度程度の割合で受け、その結果は公表される。是正勧告も情報開示されます。そして誰でも結果を読むことができます。
お金の工面がつくようでしたら、日本の中学受験から一刻も早く離脱し、英米の優れた全寮制の学校、できればイギリスの学校、に入学してしまうべきだと考えます。
英米の私立の全寮制の学校は国民だけのための学校ではなく「世界の富裕層向けの教育機関」になっていると思います。
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小学校からの留学
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