人間が病で苦しんでいる場合「劇薬」を必要とすることがある。国家を人間に例えるなら、国家も時として劇薬を必要とする。劇薬はしかし、必ず「副作用」を伴い、今度は、その副作用で苦しむ。アメリカ、フランス、そしておそらくイギリス、ドイツも「極右」に舵を切るのは時間の問題だろう。
アメリカの時期大統領はおそらく共和党のドナルド トランプになると思う。
歴史の流れは、その方向に突き進んでいる。
日本は、では劇薬を必要としていないのだろうか?
今まで、自由、平等を国是としてきた国々が、そういう「きれいごと」の仮面をかなぐり捨て、国家のエゴをむきだしにすれば、世界は第二次世界大戦前の国家関係に似た状況になる。
事ここに至っても、日本国内には「非武装中立」を「信仰」する人々がいるが、今や、それでは世界に通用しなくなる。例えば、中国、ロシアが日本の領土を侵犯したとしても、アメリカをはじめとした国々は、知らん顔をする可能性が極めて高い。
日本の防衛を、いつまでも日米安保条約に全面依存するのは自殺行為に等しいのであり、一刻も早く自主憲法を制定し、国を護る必要がある。
石原が退場してしまった日本には、今のところトランプやルペンは存在していない。安部さんは穏健すぎるので山田 宏、稲田 朋美のお二人に期待したい。
日本の99%の政治家は、おそらく英語、フランス語には堪能でないので、欧米の国々の状況を直接インターネットで収集することはない。日本のマスメディアを通して知ることがほとんどではないか。そうすると、どうしても、インパクトが弱くなってしまう。
政官界、ビジネスの「リーダー」予備軍である、すべての高校生、大学生が英語での情報収集と情報発信が自由自在にできるレベルの英語力を身につけることは、今や、国家の存亡にかかわることとなったと思います。
私たちは、今、1860年代の「ふりだし」に戻ったのであり、「長州ファイブ」を必要としていると思います。
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望まれる現代版の長州ファイブの出現
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