うわさ程度の情報ですがここ1~2年、ハーバードに応募した日本人は年70名ほどだそうです。しかし合格者は毎年4名以下です。韓国は毎14名、中国は10名程度です。日本から年10~14名程度の合格者がでない理由は一体何でしょうか?
応募者本人より学校側に問題があるのだと思います。下記のようなことが致命的に影響しているのでしょう。
合格に必要な教師2名の魅力あるrecommendation letterが提出できない
重要な書類であるschool profileが必要であることを知らず提出していない
応募者の学年順位を提出していない
(あるいは学年全体でのおおよその位置が推定できるデータも提出していない)
70名の応募者一人一人の上記の書類が、どういうものだったかを確認できれば、対策が講じられるのですが、何の情報もありませんから手の打ちようがありません。日本にあるハーバード塾を標榜する塾、予備校も、上記の点については無力です。
アメリカの高校は応募者のSATスコアを利用して、生徒全体がいかに高いスコアを取っているか、その中で応募者生徒はどの位置にあるか、を示して、学年全体でのおおよその位置が推定できるようにしています。それがschool profileです。
日本の入試センターは詳細なデータを開示していませんので、高校がそれを活用できないようになっています。 詳細な統計データを示せないならセンター試験での点数の意義をアメリカの大学が理解できません。大学入試センターはアメリカの標準試験のことを熟知しているはずです。それで情報を開示していない可能性も考えられます。開示したなら日本の高校生のアメリカの名門大学進学を手助けしてしまうことになるからです。