私立のリサーチ系大学のトップ大学、一部の州立大学(Virginia,Berkeley, Michigan,William & Mary,Georgia Institute of Technology)、Liberal Arts College上位20大学、合計40程度の大学以外のアメリカの大学は「中堅以下」の大学と言って過言ではないと思います。
既に見たようにUniversity of CaliforniaもBerkeleyを除きLA,Davis,San Diego,Santa Barbara,Irvineなどは「中堅大学」以下に過ぎません。
従って、東大、京大、阪大、慶応、早稲田などの高い偏差値の大学の志望者が目指すべきアメリカの大学は上記の40程度の大学に限定されると考えるのが妥当です。
但し、ここでは注意が必要で、アメリカの多くの州立大学は「二重構造」だということを知っておく必要があります。たいていの場合、GPA3.75以上の者は希望すればHonors College(Program)、に入り他の普通の学生とは別の扱いをされています。UCLAにもUniversity of California, Los Angeles Honors Programがあります。
学内成績がトップレベルの高校生は地元の州立大学のHonors College(Program)に悠々と合格し、授業料はタダ、しかも特別クラスで最良の教育を受けられる、というような「特別待遇」で4年間を過ごし、希望するGraduate Schoolに楽々と進学する。その後はプランどおりの専門職につき、エリートの道を歩む・・・・・・・・・・・。何もわざわざハーバードやプリンストンに行く必要性あるいは魅力を感じない、ようです。
ハーバードやプリンストン、MITと大騒ぎするのは日本や中国、韓国などの「教育発展途上国」の高校生、親だけなのでしょう。