日本の教育制度は「平等・公平」を徹底するあまり、富裕層にとっては居心地が悪い環境となっていることは間違いありません。私立学校にしても、質が保障されているわけではない。実に不幸な事態です。国民全体が質の悪い学校教育をじっと耐え忍んでいる。
しかし、このまま質の悪い学校教育を放置し、それに甘んじていたなら日本人は先進資本国は言うに及ばず発展途上国にも競争で負けてしまうおそれがあります。今直ぐにというわけではないにしても10年後、20年後は確実に負ける。シャープの顛末は、そのことを暗示していると思います。
一般サラリーマンは到底無理ですが、医師、公認会計士、弁護士、自営業などのご家庭で所謂富裕層に属するご家庭の場合、できれば7歳~8歳からイギリスの小学校に入学することを強く奨めたいと思います。
日本の名門私立中学を目指して塾に通い、入試を受けるというご家庭が多いと思いますが、将来医師になることを絶対的な目標とするのでないなら、その方法は百害あって一利なし、全く無意味な方法です。医師になるつもりもないのに難関私立中学に進学しても、せいぜい東大、慶応などの日本のトップレベルの大学に入ることしかできません。その日本の大学は、世界的な評価が高いのは東大、京大くらいで、その他はたいした評価を得ていません。慶応、早稲田にいたってはどこにでもある普通の大学と言う評価です。
小学生をお子さんに持つご両親は、一度イギリスの私立学校を訪問してみてください。きっと目が醒めます。