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文系に未来はない

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RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)が急速に社会に浸透し始めています。RPAが進化すれば、もはや「文系」に未来はありません。 理系にしか未来はない時代が、もう直ぐそこにやってきます。

 

そういう時代の大学進学は如何にあるべきか?

 

 

 

さて、The Times Higher Educationの世界大学ランキングは文部科学省が施策策定の指標の一つとしている有力なランキングで、毎年新聞でも取り上げられて東大が何位になった、ということが話題になります。ところが日本の私立大学の慶応、早稲田が話題に上ることはまったくありません。

 

アメリカは私立大学の学生の割合は37%しかありませんが日本は70%が私立大学の学生という「歪」な状態です。。韓国も日本と似た状態で歪です。

 

日本にとっては私立大学が世界ランキングで、どういう評価を受けているかこそが重要なのです。

 

アメリカの私立大学(Harvard,Yale,Princeton,MIT,Stanfordなど)は世界ランキング上位を占めていますが日本のトップ私立大学であるはずの慶応、早稲田は世界ランキングでは上位100位どころか上位400位にも入っていません。601位~800位です(但し601位から800位まで順位があるというわけではなく、ほぼ同スコアの大学200大学の中の一大学ということです)。

 

慶応、早稲田と同じような評価のアメリカの大学は例えばアラバマ州立Auburn University(US newsランキング99位・合格率78%),サウスカロライナ州立Clemson University(US newsランキング66位・合格率51%),オハイオ州立Ohio University(US newsランキング146位・合格率74%)です。合格率を見れば明らかなように普通の高校の成績であれば合格できる大学です。

 

アメリカで、では、Auburn University、Clemson University、Ohio Universityが「名門大学」と考えられているでしょうか?

Auburn University、Clemson University、Ohio Universityは「中堅の優良大学」であることに変わりはないと思いますがアメリカで名門大学と言えば、やはりHarvard,Yale,Princeton,MIT,Stanfordなどでしょう。それらの「アメリカの中堅の優良大学」と同じ評価の大学が日本では「トップレベルの名門大学」となっているわけです。

 

慶応、早稲田より世界ランキングがはるか上のアメリカの大学は、どういった大学があるでしょうか?

Georgia Institute of Technology 33位

University of Illinois at Urbana-Champaign 36位

University of Wisconsin-Madison  45位

University of Minnesota 53位

University of North Carolina at Chapel Hill 56位

University of Maryland, College Park  67位

Pennsylvania State University 68位

アメリカの大学というとハーバード、イエール、プリンストンしか行く価値がないと思い込んでいる高校生が多いのではないでしょうか?それはとんでもない思い違いで、こういった優良な世界ランキング上位の大学がアメリカにはたくさんある。

 

参考までに旧帝大の世界ランキングは以下の通りです。

東北大 201~250位

阪大  251~300位

名古屋大  301~350位

九大 351~400位

北大 401~500位

 

日本の私立大学は財政基盤がぜい弱ですから教育の質を向上させることはほぼ絶望的です。政府にしがみつきながら何とか生きながらえているというのが日本の私立大学の実態です。2016年度の補助金のうち一般補助は2680億円で、早稲田は76億円、慶応は78億円の補助を受けています。この補助金は職員の給与などに使われている。

 

なんと優良企業オムロンの経常利益62億円を上回る「補助金」が早稲田、慶応に「ポン」と渡されている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。文部科学省の天下り報道で、この補助金に触れた新聞が一社でもあったか?日本の民進党、共産党などの政党、政治家が誰か一人でもあったか?日本のリベラル派マスコミ、リベラル派の政治家が「絶望的なほど」クズでダメなのは、このことを見ただけではっきりとしています。

 

日本の私立大学の「教員一人当たりの学生数」はアメリカと比較すると驚くほど「多い」。この数値は高ければ高いほど「大学の質が悪い」ということを意味すると考えて間違いないのですが、この点については日本ではあまり議論にならない。全部の私立が似たように「高い数値」なので誰も触れようとしないからです。マスコミも、財界も、大学関係者も皆が素知らぬ顔をする。そのことが実は日本の大学教育を根本から腐らせている。

 

東洋経済のデータ(2012年)ですが以下のようになっています。

東大 7.4人

京大 8.0

東北大 6.4

阪大 7.6

東工大 9.1

名古屋大 7.5

九大 9.1

北大 8.7

慶応 16

早稲田 34.8

 

さらに、もう一つ日本の私立大学は爆弾を抱えている・・・・・・・・・・・・・・・。大学教員の質の問題です。イギリス、アメリカの大学の教員でPh.Dの学位を持っていない者を探しても、なかなか見つけられない。一方日本の多くの私立大学にはPh.Dの学位を持たない者がかなりの割合を占めている。この実態を世間は知ろうとしないし大学も公表しようとしない・・・・・・・・。彼らは学位を持っていないので、仮にイギリスやアメリカの大学に職を得ようとしても相手にされない。

 

文部科学省や財界は「大学改革」と叫んでるが、本心では改革などやりたくない。そんなことを本気でしたら、日本の私立大学はおおくが破綻してしまうと知っているからです。

 

以上2つの原因で、日本の私立大学は世界ランキングでは低迷してる。これが真実です。

 

そういった理由で、東大や京大に入れないからといって日本の私立大学に行ってはいけないのです。

 

アメリカの大学に進学するべきなのです。何もHrvardやYale、Princeton、Stanfordでなくてもいい。

Georgia Institute of Technology 33位

University of Illinois at Urbana-Champaign 36位

University of Wisconsin-Madison  45位

University of Minnesota 53位

University of North Carolina at Chapel Hill 56位

University of Maryland, College Park  67位

Pennsylvania State University 68位

などで十分です。

 

「Georgia Institute of TechnologyやUniversity of Wisconsin-Madisonなんて聞いたこともない」「名前を聞いたこともないアメリカの大学なんて行っても日本で就職できないじゃないか」こういった反応が今までの一般的な反応でした。おそらく大多数の日本人は、今後もそう言い続けるでしょう。

 

ところで、アメリカの大学に行こうが日本の大学に行こうが、どちらに転んでも10年後には文系の仕事は、今の半分以下、いや、それどころか十分の一程度になってしまう。遅くとも2045年には確実にゼロになる。全部人工知能がとって代わる。

 

私は以前「スケジューリング」の仕事をしたことがあります。なかなか人工知能に置き換えることができない、そういう複雑な仕事でした。しかしRPAを見ますと、その仕事は確実にAI化されるだろうなあ、と感じます。20人ほどでやっている仕事が1人か2人でできるようになる・・・・。

 

かくして、生き残れるのは理系だけになる・・・・・・。

 

 

 


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