英語の能力という観点から留学するタイミングを考えますと、大学からアメリカの大学に進学する、というのは最悪のタイミングだと思います。
なぜなら、それまでに経験しなければならない日本の学校教育、その中でも特に中学受験、高校受験、大学受験などの受験と、その対策のための勉強が非常に害をもたらすからです。特に英語の習得にとっては日本の学校教育を受ければ受けるほどマイナス効果となる。「日本の教育を受けない」のが正解です。
TV番組で漢字クイズ、四文字熟語クイズ、などをやっていますが、難しい漢字や熟語を知っていたところで、そんな知識など価値がなくなっていることに未だ気が付かない人たちがいるもんだと呆れるばかりです。それに近いようなことを入試でやっている。漢字、四文字熟語とは即ち「中国語」です。国語の入試問題は謂わば中国語の試験です。国語以外の数学、物理、化学でも日本の学校の教科書は漢字だらけ、いわば中国語だらけです。
いや、それらの日本独特の漢字用語は中国語でさえないでしょう。いうならば「当て字」に過ぎない。先人が思い付きででっち上げた胡散臭い当て字です。これは古事記を漢字の当て字で書いたことと似通っている。日本人は、古来「当て字」で文化を作り上げてきた・・・・。
日本の教育を受けないという事は、漢字まみれ、胡散臭い当て字だらけの教科書で勉強しない、ということです。漢字に代わる、英語で勉強する、というのがアメリカの名門大学進学の重要な点です。