IIBMがJPモルガン、ダイムラー、サムスン向けに量子コンピューター実用化プロジェクトを既に始めている。アメリカでは、その他グーグル、マイクロソフト、いくつかのベンチャー企業が量子コンピューター開発にしのぎを削っている。日本ではNTTが画期的な「常温」で作動する量子コンピューター試作機を発表済みだ。東大の古澤教授は、量子テレポーテーションを利用した量子コンピューター研究を行っており15~20年以内の実用化を目指している。
航空会社ANAが同時自動翻訳機の導入を検討中だが、本格導入すれば日本社会全体に普及するきっかけになるのは間違いない。航空会社以外では飲食店、デパート、電気製品量販店、市役所、区役所などで急速に普及するだろう。その結果、日常会話レベルの内容程度は自動翻訳機が活躍するようになり、人間がわざわざ時間とお金をかけてまで習得しなければならないようなことではなくなる。そういう時代が目前に迫っている、この時期に英語の歌や、英会話を小学校で必須化するなどとということは正気の沙汰とは思えない。
これから必要となる英語は「アカデミックレベル」の英語。特に自然科学分野。数学、物理、化学、生物などの分野は世界中で英語化するのは間違いない。そういう流れを念頭において小学校から、いかに英語を学ぶか?を熟慮した上で実施するなら、わかる。しかし、実際には、そうなっていない。簡単な会話や歌って踊ってが主体だ.。それでいいのか?知り合いのバングラディシュの小学生の女の子は、日本語も得意、その上、英語力がある。おそらく日本の大学生より英語力、語彙力が高い。日本の子供の英語力は「アジアの中でかなり後れている」という危機感を持ったほうがいい。トップレベルの子供の比較だ。
日本では「科目を英語化する」という考え方こそが重要だ。算数、理科の「用語」は全て英語化する。読み方も英語の正確な発音を学ぶ。例えば以下のような内容になる。