GoogleについでドイツのBRAGIが翻訳機能をそなえたイアフォーンを発売した。それにしても、何故SONYなどの日本の企業は、こういうものを造ろうとしないのだろうか?不思議でならない。PANASONICの翻訳機器もあることはあるが、ダサくてグローバルマーケットでは相手にされないようだ。デザインが野暮った過ぎる。
こういうものは、これから先どんどん機能が向上するのは間違いないので一般人が外国語を時間とお金をかけて勉強する必要性は急激に減少し、おそらく2025年には世界中で「一般人は外国語を学習することを完全にやめてしまう」だろう。同じく、日本の一般の小学校~高校生が英語を勉強する必要性は完全に消滅するはずだ。
大方の人間は道案内、ショッピング、事務的な案内、程度の低レベルの英語しか必要としないのだから、日本の学校では英語の授業のかわりにBRAGI社のイアフォーンを配り、その使い方、を1,2時間だけ講習する授業をやれば事足りる。英語の授業はやらなくていい。そうなると気の毒なのは英語の先生だ。2025年以降は職がなくなる。一方、エリート層向けの学校では優れた英語教師のニーズは高まる。
英語を身につける必要性があるのはデバイスに運命を託すわけにはいかないエリート層だけだ。エリート層は小学校の頃から日米バイリンガルを目指す必要性はますます高くなる。英語の必須科目化は時代錯誤であることに気づかないレベルの知性の官僚、政治家、経済人が、この日本の舵取りをしている限り日本の運命は尽きてしまうだろう。