いくら著名で優良な大学でも学費が払えなければ絵に描いた餅に過ぎません。学費負担が可能な範囲の優良なアメリカの大学はないものか?理想とは言えませんがGrove City College 28,000ドルは際立っています。US Newsランキングでは120位です。その他にHillsdale Collegeがあります。ランキングは若干よく76位ですが学費は39,000ドルとやや高めです。
Hillsdale Collegeは日本では無名のリベラルアーツカレッジ(在籍者は1400)ですが創立は1844年で西洋的価値観を重視した非常に保守的な大学でアメリカ国内では”愛国者”の大学として著名です。連邦政府から補助を受けない頑迷なまでの保守性を維持しています。
アメリカの著名な大学の多くはかっての日本のトップレベルの大学が、そうであったように学生、教員ともに「過剰に左傾化」しています。今時、マルキシストを標榜し得意げな顔をしている学生すらいます。アメリカの大多数の大学は政治的には「民主党」寄りでありキリスト教的価値観、家族観などの伝統を「破壊する事」に重点を置いています。そういう考え方はアメリカだけでなく欧州でも疎んじられるようになり既に破綻しています。共和党支持者のコアな部分は、胡散臭いハリウッド製の"me too"や1960年代に一世を風靡したフランクフルト学派起源の”LGBT"といったムーブメントに明確に「ノー」を突きつけています。トランプ大統領の施政下でアメリカはどんどん保守回帰するでしょう。