これまで縷々書きましたが、世界中で進行しているのは「反グローバリズムであり「ナショナリズムへの回帰」です。ところが日本は、どういう訳か、グローバル化に拍車が掛かっています。これは極めて危険なことであり、断固阻止しなければなりません。政治家、官僚、財界の面々がこぞってグローバル化を推進している。
皆さんも経験されたと思いますが、例えばロンドンの繁華街を歩くと外国人ばかりです。イギリス人はあまり歩いていません。ステータスの高いホテルの宿泊客の多くはアラブ系ですし、従業員のほとんどはEU諸国からの移民であり非英語圏の人たちです。東京も数年以内にロンドンと同じになるでしょう。低賃金の外国人労働者で溢れかえる都市になる。
日本人は古来、神道を信仰する民族であり神宿る国日本は調和に満ちた平和な国家です。この素晴らしい国日本をグローバル化で崩壊させてはなりません。宗教の違い、民族の違いは、ある一定の線を越えた途端(閾値を超えた途端)紛争に発展するのです。その閾値とはおそらく外国人の割合が5%前後でしょう。欧米先進国は、どの国も、その閾値を超えてしまっていますので、閾値以下になる「揺り戻し」の波が激しく襲っているのです。
日本の将来を担う皆さんは、そういう実態を英米の大学に入って自分の眼で確かめ、この日本の「防人」となっていただきたい。東大、京大、慶応、早稲田を出た日本のエリートが日本の針路を誤らせている。
さらに具合の悪いことに、彼らの英語は多くが「ピジンイングリッシュ」なので英米エリートだけでなく新興国エリートにも見下される。英米のトップ大学で4年間、死に物狂いで勉強し、その過程を通して身に着けた英語を駆使できなければ「本当のエリート」なんかではない。
MBAや大学院からの留学者の英語は英米ネイティブの8歳程度の英語力しかない場合がほとんどでしょう。通常アメリカの名門MBAは企業から引く手あまたなのに日本人にだけは、どの外資系企業も声をかけないようです。英語レベルが小学生並みで使い物にならないからではないでしょうか。