1985年ころ、エキスパートシステムと称する人工知能が一世を風靡したものの、1987年には一気に崩壊。2013年に、今度はディープラーニングと称する人工知能ブームが到来した。しかし、大きな問題がある。
AIエンジニアの多くは「現場を知らない」という点だ。現場を知らないから「解決すべき問題が何であるか?」を知らない。その結果、人工知能の開発はロボットや音声認識(自動翻訳を含む)、画像認識(自動運転を含む)といった「物理的な課題」解決に偏っていて、知能労働分野での開発が全く進んでいない。
確かに金融、医療、宣伝広告分野で人工知能が浸透しつつあるようだが、それも、なんだか胡散臭い気がしてならない。