ＮＴＴドコモが同社の平均年収874万円の3倍超にあたる年俸３千万円で５人と契約した。彼らはAIスペシャリスト、ビッグデータスペシャリスト、スーパークリエーター、デジタルマーケッター、ＵＸデザイナー、ＷＥＢ/アプリデザイナー、戦略的アライアンスを担当できる人材だそうだ。この5人がどういう大学のどういう学位を保有していっるかわからないが、東大法学部、慶応法学部、早稲田法学部、などの文系学卒だけの人はいるだろうか？非常に疑問だ。仮にいたとしたなら、ＮＴＴドコモは欧米、中国企業との競争で敗退するのは確実だ。なぜなら欧米、中国企業は世界大学ランキングのComputer Scieceで世界100位以内の大学Ph.Dを大勢雇っていると考えられるからだ。
世界のAI人材は企業に20万人、大学に10万人いるそうだが、AI人材に対する需要は世界市場全体で数百万人とのことだ。ＡＩ人材が不足している間は文系人間もなんらかの職に就けるが、次第にＡＩ人材が増えれば、必然的に文系でもできる仕事はＡＩに奪われる。特に法律、経理・財務、医療の分野はそうなる。必要なのはＡＩエンジニアなのだ。日本は、そのＡＩエンジニア育成に失敗した国だ。
大学進学を決める際、2030年～2050年に消滅することが確実な職業を目指して大学、学部を決めるのは愚かな人間のすることだ。ＡＩエンジニアこそが目指すべき職業だ。但し、トップレベルのエンジニアしか生き残れないだろう。東大、京大ならトップレベルのＡＩエンジニアになれる可能性はあるだおうが、悲しいことに、他の日本の大学に入ってもなれそうもない。ＡＩ分野で突出しているのはアメリカのトップ大学だから、先ずは、下記のような大学に入る競争で勝たなければ、そういう人材になれっこないことは明白だ。アメリカのＡＩ分野でトップの大学に入れるか否かが勝負どころということだ。日本の企業、高校生、その親。高校教師は。この真実に目をつむってはいけない。
Carnegie Mellon University
Stanford University
Massachusetts Institute of Technology “MIT”
University of California, Berkeley
Harvard University
Yale University
Cornell University
University of Maryland (College Park)
Columbia University
University of Texas
University of California, Los Angeles
University of Michigan (Ann Arbor)
Georgia Institute of Technology
University of Massachusetts (Amherst)
University of Illinois (Urbana/Champaign)
University of Pennsylvania
University of Southern California
California Institute of Technology
University of Wisconsin (Madison)
University of Georgia
University of Washington (Seattle)