日本企業の経営層や管理職層にはテクノロジストが存在しないか、いても極わずかであるので、やがて欧米、中国企業に淘汰されてしまう恐れが高い。
日本の大学に進めば、十中八九そういう企業と運命を共にすることとなる。それを避けるにはアメリカのトップ大学に進学し高度テクノロジストになるしかない。
この事に一刻も早く気づき、日本の大学受験から離脱してアメリカのトップ大学入学に必要な準備を始めなければならない。
日本のトップ大学を卒業し大手コンサルタント会社に入って高給を得る、というのもいいだろうが、大澤 昇平氏の著書を読む限り、それが可能なのは、日本には高度テクノロジスト不在の企業が多いという「特殊事情」があるからだ。そんな企業はやがて淘汰されてしまうだろうから、そういう企業に「寄生して成り立っている」コンサルタントという職業も、いずれは消滅するだろう。だから、日本のトップ大学を卒業し大手コンサルタント会社に入って高給を得る、という道を選んではいけない。
将来を見越して自らが高度テクノロジストになる道を選ぶべきだが残念ながら日本の大学は、その場ではない。アメリカのトップ大学でしか実現は難しい。進学先は何もハーバードなどのアイビーリーグである必要はない。その他の私立か優良な州立大学で十分だ。問題はUndergraduateだけの学位では通用しないので大学院、Ph.D、にまで進む必要性が高いということだ。その辺りは、今直ぐに結論を出すのは難しいだろうから、取り敢えずはアメリカのUndegradauteに入り4年間の間に結論を見出すことだ。
その後はアメリカに留まり、高度テクノロジストとしてアメリカで活路を見出すのがいいだろう。日本に舞い戻ったなら、高度な能力を有しながら、日本の特殊事情の中で低賃金労働者として一生を終わることとなる可能性が高い。