「(5月下旬の)IITの入試を受けて、最終的に進学先を決めたい」
これが東大に合格したインド人の正直な言葉だった・・・・・・
朝日新聞デジタル 4月18日(土)11時38分配信 によれば「インドからの優秀な留学生を求めている東京大インド事務所の吉野宏所長がスーパー30に注目し、昨年10月下旬に留学説明会を開いたところ、グプタさんらが出願したという。グプタさんは「(5月下旬の)IITの入試を受けて、最終的に進学先を決めたい」。吉野所長は「ぜひ、東大に来てほしい」と期待している」
とのこと。
「教養学部英語コース(PEAK)。9月入学で講義は英語で行われる。4年間の学費と生活費の奨学金も出た」にもかかわらず、IITに受かったら、そっちに行くよ、ということなのでしょう。
思うに、東大が云々というのではなく「PEAK]が魅力がない、ということだと思います。
「最初の2年間で前期課程の「国際教養コース」を履修したあと、3・4年時の後期課程で「国際日本研究コース」か「国際環境学コース」に進学して、専門的な内容を履修する。「国際日本研究」は東アジアにおける日本を国際的に学ぶもので、「国際環境学」は、環境問題を多面的に研究するもの」
今時、こんな「限りなく文系」のところに世界のIT企業が注目するIITを蹴ってまで入学する「物好き」はいないと考えるのが普通。そのことに思いが至らない、東大の関係者の時代感覚の「ずれ」こそが問題です。
東大の理系の授業を100%英語にする。そういう決断が、必要でしょう。
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東大が世界一流になる条件
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