Quantcast
Channel: 日英米同時受験
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3138

伸びきったパンツのゴム紐にならないために

$
0
0

折角お金持ちの家に生まれたのに、あくせく学習塾に通ったり、予備校に通ったりして、他人と同じように愚問、奇問だらけの日本の大学入試問題対策に時間を割き人生を無駄に過ごしている人が余りにも多い。馬鹿げている。Undergraduateに入るのに全力を使い果たしてしまい「伸びきったパンツのゴム紐」になってしまっては元も子もありません。かって東大総長、京大学長は「伸びきったパンツのゴム紐」状態の人には応募して欲しくないと言明していました。受験勉強で伸びきったパンツのゴム紐になってしまったのでは、仮に何とか合格しても教える側に迷惑がかかる。

 

高校の成績が伸び悩んで上位10%に入っていないようならColgate Universityに応募するのがいいと思います。合格率は23%程度ですから現実的な応募先です。

 

ハーバードやプリンストンなどのアイビーリーグこそが富裕層向けの大学と勘違いしがちですが、そういう大学とは別に、富裕層向けの大学がいくつか存在しています。全学生の家庭の年収の「中央値」($)が2500万円以上のLiberal Arts CollegeのColgate、Middlebury、ColbyあるいはResearch UniversityのGeorgetown (Times Higher Educationの世界ランキングは120位)などが、それです。合格率はハーバードの5%より高いとは言え難関であることは間違いありません。但し・・・・・・アメリカの大学は日本の大学のように「入試の点数順」で合否が決まるわけではありません。「総合評価」です。そして、そもそも「入試」というものがないのです。アイビーリーグやSatanford、MITといったような大学は飛びぬけて学力が優秀な人しか入学しませんが例えばColgate Universityは学年成績が上位10%以内の者は70%に過ぎず10%~25%の者が22%ほど合格しています。ハーバードは10%以内が93%、10%未満~25%以内が5%です。

 

 

 

Georgetownは上位10%以内が83%、10%未満~25%以内が16%

Colbyはデータがやや古いですが63%、30%

Middleburyは不明

 

応募候補を絞る場合の注目点は1)将来専攻する予定の分野のFacultyの質(どの大学出身か?どの大学のPh.Dか?)2)ゲートウエー空港(ニューヨーク、ワシントンDCなど)からの距離、交通手段

 

大学名の後の数値は全学生の家庭の年収の「中央値」($)です。

3000万円(27万2千ドル)
Colgate 270,200    合格率23%
Washington and Lee 261,000
Middlebury  244,300  合格率15%
Colby 236,100            合格率10%
Georgetown 229,100  合格率14%

 

2500万円(22万7千ドル)
Wake Forest 221,500

Brown 204,200  
Dartmouth 200,400
U of Penn 195,500
Yale 192,600
Duke 186,700
Princeton 186,100

 

2000万円(18万2千ドル)
Carleton College 172,400
Harvard 168,800
Stanford 167,500

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3138

Trending Articles