Quantcast
Channel: 日英米同時受験
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3138

俳優 渡辺 謙の快挙は何を物語っているか?

$
0
0

先日、NHKで俳優の渡辺 謙がニューヨークのブロードウエーで「王様と私」を公演するまでを放映していました。渡辺 謙の英語を聞くと、明らかに「発声方法」「口の筋肉の動き」などが英語のそれになっていなかった。しかし、それでもやり切ったのだから、超人的な「意志力」を持っている人だと思います。



成績がトップレベルの高校生、東大、京大、阪大などなどのレベルの大学に入れる学力があるような高校生、がハーバード、イエール、プリンストン、UC-Berkeley、Oxofrd、Cambridge、UCL、Torontにチャレンジする、というのは渡辺 謙のブロードウエーへのチャレンジに近いイメージです。


日本中が狂ったように幼稚園、小学校から英語、英語と熱で浮かされたようになっていますが、なんてアホなことなんだろう、と感じます。日本国内でインターナショナルスクールに入る、というのは、どうも違うような気がしてなりません。英語はアメリカ、イギリス、カナダなどの英語国という「場」に行かない限り身につかないと思いますね。英語で勉強すれば、必ずハーバード、イエール、プリンストン、UC-Berkeley、Oxofrd、Cambridge、UCL、Torontなどなどの世界のトップレベルの大学に入れるっちゅうもんでもないでしょうに。アメリカ人、イギリス人、カナダ人が英語ができるからといって全員がハーバード、イエール、プリンストン、UC-Berkeley、Oxofrd、Cambridge、UCL、Torontに入学できるわけじゃないんですから。

優れた能力、資質を持った人間が、英語も習得すればハーバード、イエール、プリンストン、UC-Berkeley、Oxofrd、Cambridge、UCL、Torontなどに入れるかもしれない、ということなのに、それが逆になっていると思いますね。

また、日本の企業で日英バイリンガルの人材をどの程度必要としているかと言えば、せいぜい毎年あたり2千人程度だと思います。大学生は毎年30万人ほどが就職しますが、そのうちの1%にも満たない。さらに言えば、日本企業が念頭に置いているのは中国、インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマーなどなど。こういった国の言語をできる人材。となると、そういった国から日本の大学に留学して日本語もできる、という人材。現に、中国人留学生を採用している日本企業は多いでしょうし、これからますます増えるんじゃないでしょうか。

日本中の高校の、成績がトップレベルの高校生、東大、京大、阪大などなどのレベルの学力があるような高校生。が英語を身につけ、ハーバード、イエール、プリンストン、UC-Berkeley、Oxofrd、Cambridge、UCL、Torontにチャレンジする、というのが本筋っていうもんじゃないか、と思いますね。


日本の教育ではまともな英語能力が身につかない、だから成績がトップレベルの高校生であっても英語が身につかない、その結果、毎年、毎年1万人、2万人もの優秀な人が、世界ランキングTop400に入っていない日本の大学に入る。そこが問題なんです。

私見では、英語の学習の初期段階で「発音記号」をマスターさえすれば全てが解決すると考えます。あなたが高校1年生なら、今からでも遅くない。渡辺 謙は55歳で、やり切ったのですから。

その上で、高校1年からSAT,TOEFLを勉強すれば大丈夫だと思います。アメリカの大学の授業を聞き取る能力は、おそらく身につく。問題はアウトプットで、これは確かに困難だと思います。しかしハーバード、イエール、プリンストン、UC-Berkeley、Oxofrd、Cambridge、UCL、Torontに応募する時点ではアウトプット能力が求められるのはTOEFLでiBT100を取れるレベルなので、その程度はクリアできるはずです。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3138

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>