日本の教育は既に破綻している・目を覚ませ日本人！

中学受験、高校受験、大学受験と受験が大盛況の日本。ところが肝心要の大学、大学院の世界での地位が暴落している。大きな原因は政府の文部行政の失敗だ。残念だが、もう取り返しがつかないところまで来てしまったので修復は不可能だ。

Times Higher Education主催の世界大学ランキングでの日本の大学の位置は以下の通り。上位８０１位以内に入っている大学はわずか26校しかない。９２大学は1001~1201位という体たらくだ。

ちなみに日本には７８２の４年制大学がある、国立８６、公立９３、私立６０３という内訳だ。私立が７７.１％を占めるという異常な状態だ。なお、Times Higher Educationランキングに参加申請した日本の大学は１８４大学で無事にランキングがついたのは１１８大学のみで、６６大学はランキング入りの要件が足りずランク外になってしまい恥をかいた結果となった。ランキング外となった６６大学のうちのいくつか例を挙げると次の通り。

一橋大　　ICU　　京都府立大　　奈良女子大　　日本薬科大

県立広大　東京外大

Times Higher Education世界大学ランキン（2022年版）

　　　東大（35位）

　　　京大（61位）

　　　東北大(201位) 　

　　　阪大(301位）

　　　東工大(301位)　

　　　名大(351位)

         産業医科大(401位)  

         横浜市立大(401位)

         北大(501位).          

         九大(501位).

　　   東京医科歯科大(501位).

         筑波大(501位).

         会津大学(601位)

         関西医科大(601位)

　　   慶應(601位)

         日本医科大(601位)

　　   東京都立大(601位)

         藤田医科大(801位)

         広大(801位)

　　　慈恵医科大(801位)

　　　順天堂大(801位)

　　　近畿大学(801位)

　　　久留米大(801位)

　　　新潟大(801位)

　　　帝京大(801位)

　　　早稲田(801位)

　　　合計２６大学

この事態に気付いた人もちらほらとはいるが、９９％の人は「茹でがえる状態」に陥っており何も気付いていない。このブログを目にした人で経済的に余裕がある人は一刻も早く日本の受験システムから離脱し、まともな教育環境に子供を置くようにすべきである。具体的には大学進学先を日本ではなくアメリカ、イギリスにするよう早い段階で決めてしまうことだ。

その場合、普通の公立の中学に入り公立の高校に入ればいい。入った高校の成績が良ければアメリカのそれなりの名門大学に苦労せずに入れる。一つ、どうしても乗り越えなければならない壁はTOEFLiBT100の壁だ。大学によっては80でも構わないところがあるが名門大学は大抵は100以上だ。これをできれば高３の4月頃までに取っておくのが望ましい。

イギリスの大学は少し面倒だ。何故なら日本の高校生は１年間のFoundation Courseを経由しなければならないからだ。またOxford、CambridgeだけはFoundation Courseからの入学は受け付けていないので日本の高校生は応募不可能だ。

ところで、アメリカの大学進学競争は激しい。著名で人気の高い大学は合格率が５％とか１５％しかない。それと比べれば日本の大学は１５〜３０％くらいの「穏やかな競争」だ。しかし、アメリカの競争は厳しいが「入試一発勝負」ではない。高校の成績が合否に大きく影響するという合理的選抜方式だ。そんな中で目標とするに相応しい大学を選ぶとすると以下の５大学になると思う。合格率が高く、しかも世界ランキングが２００位以内で尚且つ全米ランキングも上位の大学だ。